なんちゃってチャリダー自転車始末記

伏し浮き、蹴伸び、バタ足から・・・

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【第90号 警察庁のタクラミをツブすために必要なこと】


(都市交通編)
 ■ 今すぐクリック!?
 ■ ネットショップのメルマガって読んでいますか?
 ■ 警察庁が自転車の車道通行を禁止しようとしている件について
 ■ 行政内部で決定したものがツブれる条件とは?
 ■ パワー = A × B × C

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【第89号 スポーツサイクルの異端児たち】

(自転車生活編)
 ■ 自転車に乗らないポタリング
 ■ まずは折り畳み小径車
 ■ ピスト(固定ギア)
 ■ ツーリングの道具もしくは生き様?ランドナー!


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【第88号 東京おのぼりさんツアーはいかがでしょう】

(自転車生活編)
 ■ はとバスでもやらない!?東京の名所めぐり
 ■ 大人数ポタリングの企画、その舞台裏にせまる
 ■ ガイドブックの落とし穴
 ■ 大人数ならではの走行ルール〜こんなのはどうでしょう?
 ■ だから地図を買おう(1万分の1)

(メッセンジャー編)
 ■ 地理を知らないデビューの頃は

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【第87号 サイクルモードに行ってきました】

(自転車生活編)
 ■ いざ幕張!
 ■ カーボンフレームのロードレーサー
 ■ 幕張から東京への帰り道のクルマから

(メッセンジャー再会編)
 ■ 自転車とカネにまつわる避けては通れない問題
 ■ これからの業界の姿は・・・??
 ■ 若いうちに一度は・・・???
 ■ 幕張から東京への帰り道のクルマから

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【第86号 東京から横浜へ自転車で!?】

(ルート編)
 ■ 読者の方からリクエスト

(自転車生活編)
 ■ パンク修理だけは覚えたい
 ■ タイヤのバースト、画期的な応急措置
 ■ バーストして自転車を手押し

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【第85号 誰でもできて、1人でも楽しめるスポーツ…!?】

(自転車生活編)
 ■ ツラく苦しいことはやりたくないけれど
 ■ スポーツ音痴でも問題なし
 ■ 長距離乗っても疲れないコツ?

(編集後記)
 ■ このメルマガの概略

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【第84号 久々に「僕の歩いた跡に道はできる」】

(GPS・GIS編)
 ■ 「僕の歩いた跡に道はできる」リニューアル!
 ■ JavaScript・・・・
 ■ PC仕事で身体に悪いモノがたまる

(GPS・GIS編)
************************************************************************ ■ 「僕の歩いた跡に道はできる」リニューアル!
************************************************************************

 Google Mapsの解説本を読みながら1月頃に作った「地図上で距離を測るサンプル」を、この度リニューアルしました。

僕の歩いた跡に道はできるversion.X【地図上で距離を測るサンプル】
http://www.nanchatte-charider.com/gis/test/michinori.html

 地図上で任意のポイントをクリックしていくと、直線距離ではなく「道のり」を計算するというツールですが、今回ようやく、1つ前のポイントに戻るUndo機能を追加しました。

 また、スタートとゴールの2点間の直線距離と、道のりを直線距離で割って%表示した「迂回率」を計算するようにしました(直線距離に比べてどれだけ遠回りかを表す)。

 解説本丸写しで、書いてあるプログラムの意味も分からず作って公開したら、「はてなブックマーク」で取り上げられ(http://tinyurl.com/zd8og)、雑誌の「ネットランナー」で取り上げられ、「ランニングスタイル」で取り上げられ、某有名電子地図メーカーの社内イントラネット内からのアクセスがあり(笑)、今や「地図 距離」のキーワードで検索するとトップ表示されるにいたりました。

「地図 距離」のGoogleでの検索結果
http://tinyurl.com/hq73q

 似たような、というより、さらに高機能で完成度の高いサイトは、マピオンの「キョリ測」をはじめとして他にもたくさんあり、今や珍しいものでも何でもなくなりましたが、「道のり」を測れるツールは、それまでは市販の地図ソフトか、フリーソフトの「カシミール」ぐらいしかなかったんですね…

 余分な機能はなく、誠にシンプルな「僕の歩いた跡に道はできる」ですが、通勤コースの検討、ジョギングコースの設定、引っ越し先の最寄駅と新居の距離のチェック(不動産屋の広告の徒歩●分が当たっていないこともあるので)、ポチポチポチとクリックして線を描いて遊ぶ(!)…などに、ご利用下さい。

************************************************************************ ■ JavaScript・・・・
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 このツールはJavaScriptというプログラム言語を使っているのですが、「僕の歩いた跡に道はできる」を作った当時は、プログラムのソースの中身など分からず作っていました。

 私はプログラマではないのでUndo機能を作りたいと思っても手出しができず、難儀なことだなぁ…と思い、JavaScriptの初学者向けの本などを買ってみたわけです。

 載っているサンプルが(初学者向けなので仕方ないのですが)、プログラムを実行すると画面上に足し算の計算結果をアラートで表示するという、おもしろくもナントモないものでした。

 そこから徐々にプログラムに必要な概念を、より複雑なサンプルと共に学んでいくのですが、画面上に2足す3は5とか、利子の複利計算とか表示させて、おもろいか?というわけで、私にとってはたいへんな苦行でした。

 JavaScriptの基本書は途中であきらめ、最小限必要な概念だけを覚えて改良にとりかかったのですが、作っても作ってもなかなかプログラムは動かず、時間ばかりが過ぎていき、恐ろしいほどの生産性の低さ!

 けっきょくUndo機能の作成については、Google Map作成ソフト「轍」の開発者である、自転車に乗るフリープログラマのwindyさんのヘルプをあおぎ、完成しました。

「Google Maps作成ソフト 轍」公式サイト
http://cycletour.sytes.net:8080/modules/tinyd4/

 変数の配列を増やすのはpushメソッド、Undo機能には配列を減らすpopメソッドが必要だというところまではいいのですが、popは元々配列の末尾の要素を削除するという機能があるので、引数は不要(引数をつけたらエラー)なところ、引数を指定していたがためにプログラムはウンともスンとも言わず…

 …というプログラムに興味のない人にはサッパリな話でつまづいていたのでした。つまづいている間は、自転車にも乗れません。

************************************************************************ ■ PC仕事で身体に悪いモノがたまる
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 私はメッセンジャーをやめた後、某メーカーのネットショップの店長をやっており、仕事の大半(95%くらい)はPCを使う仕事です。これが非常に過酷で、いや、身体はメッセンジャーに比べればそれはそれはラクですが(ただし、通勤電車を除く)、1日の仕事が終わると、頭と眼だけが突出してグッタリと疲れています。

 そのくせ身体はあまり動かさないものだから、メッセンジャーだったときの体力は今はありません。フルタイムでオフィスワークをやっていて、どうやって毎日100キロ、1か月で2000キロも自転車に乗れるというのか?

 メッセンジャーだったとき、お客さんからときどき「それって若いうちしかできない仕事でしょ?」と言われ、「そうだよな、若いうちしかできないよな」と思っていましたが、PCのオペレータこそ「若いうちしかできない」のではなかろうか?と最近は思います。

 きちんと鍛錬・養生していれば、メッセンジャー寿命は世間で思われているよりもずっと高いのではないでしょうか。PC仕事の方が身体をむしばみますよ、ホント・・・。

 そうやって身体にたまった悪いモノを流すには、やはり自転車に乗るのがいちばんです。

≫ E

【第83号 仕事帰りに神宮球場と東京ドーム】

(ルート編)
 ■ 新宿で仕事した後、野球を見に行く場合
 ■ 闘魂込めて、東京ドーム!
 ■ 踊り踊るなら、ちょいと神宮球場!

(自転車旅行編)
 ■ 房総半島へ行ってきます

(ルート編)
************************************************************************  ■ 新宿で仕事した後、野球を見に行く場合
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 読売ジャイアンツファンの方から、リクエストをいただきました。幡ヶ谷(東京の京王線・甲州街道沿い、新宿よりも外側)から、仕事が終わった後に東京ドームへ野球を見に行くときのルートを知りたいそうです。

 スピード重視で行くならば、甲州街道(新宿通り)→靖国通り→外堀通り、または甲州街道(新宿通り)→四谷→外堀通りがいちばん。けれど幹線道路ばかりですね。しかも、新宿駅南口のタクシーの車列があふれかえる跨線橋を走らなければなりません。そこで、代替ルートを考えました。

【新宿→東京ドーム・神宮球場のルート】
http://tinyurl.com/na8nr

(地図作成には、windyさんのGoogleMaps作成ソフト「轍」を使用)

●「轍」の公式サイト
 http://www1.kcn.ne.jp/~mkomai/cycle/wadachi/index.html

 「速い」だけが自転車の取り柄ではありません。自転車にとってやさしい道路とは、単なる快速ルートではなく、「クルマからのプレッシャーが少ない」「騒音がやかましくない」という条件も付け加わります。総合的に判断したいところです。

************************************************************************ ■ 闘魂込めて、東京ドーム!
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 解説しましょう。まず、前回も取り上げた西新宿から新宿南口までは1億%オススメルートにはなりえません。だからオススメルートは山手線の内側、新宿御苑の北側から始まります。

 新宿御苑の北側を走り、四谷四丁目からは甲州街道(新宿通り)を走ります。幹線道路ではありますが、道幅も十分にあり、アップダウンもなく、意外と快適に走れます。

 そして四谷に到着します。四谷見附交差点を渡り、四谷駅の前を通り過ぎたところでハンドルを左に曲げ、北上します。

 すると・・・「外堀」(「外堀通り」ではありません)のすぐ内側に、静かな一方通行の抜け道が市ヶ谷まで続いています。しかも四谷から市ヶ谷まで下り坂です。

 市ヶ谷駅前は人通りが多く、交通量のわりに交差点は狭く、通り抜けるのがややくたびれますが、市ヶ谷駅前の交番のすぐ脇から、「外堀」のすぐ内側の抜け道の続きが延びています。あいかわらず下り基調の楽な道です。

 そしてこのまま・・・飯田橋を越えて(目白通りを横断するときにやや引っかかりますが)水道橋(東京ドームの最寄駅)の近くまで行けます!総武線・中央線に沿って走り、「日本橋川」にぶつかったところで抜け道から下りて、小石川橋で外堀通りに出ます。すると目の前に後楽園が。

「後楽園ゆうえんちで僕とあくしゅ!」

 …ただし、この抜け道は「四谷→後楽園」の向きに走るときには重宝するのですが、帰り道「後楽園→四谷」の向きではまったくオススメできません。「狭い上り坂、しかも一方通行逆走」となってしまうからです。

 帰りはおとなしく、外堀通り→四谷→甲州街道(新宿通り)と走るのが安全です。

 また、外堀のすぐ内側の抜け道は、街灯が少なく暗い道です。ヘッドライトだけでなく、テールライト(フラッシャー)は必須といえましょう。

 仕事が終わった時点で、すでにプロ野球の試合は始まっているのだから早く見に行きたい?…そんなときは抜け道を使わず、幹線道路だけを激走していきましょう。東京ドームのジャイアンツ戦は午後6時、神宮球場のヤクルト戦は午後6時20分プレイボールです。

************************************************************************ ■ 踊り踊るなら、ちょいと神宮球場!
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 球場そのものの雰囲気でいえば、ドームではない屋外球場はなかなか魅力的です。ヤクルトスワローズのホームスタジアムである神宮球場は、座席の傾斜が緩やかで圧迫感がなく、空が広い気持ちのいい球場です。

 ドームの天井の下を飛ぶホームランと、神宮球場の夜空の下をすっ飛んでいくホームランとでは、それは後者の方が感動するというものです。

 そこで、神宮球場のある神宮外苑へのルートも紹介しておきます。

 まず、新宿駅前を通りません。西参道口交差点で南下し、参宮橋から明治神宮の北縁の高速道路の遮音壁の前をかっ飛ばしていきます。道幅は狭いですが、交通量は少なく信号もほとんどないので、あっというまに山手線の線路下をくぐれる「北参道入口」に着きます(代々木駅よりも南側)。

 代々木駅前を通るルートもあるのですが、小田急と山手線、2つも踏切を越えなければならず、いったいこの踏切はいつ開くのだイライライラ…!!

 メッセンジャーだったときにも配達中に小田急の踏切に引っかかり、小田急新宿駅にひっきりなしに出入りする電車が途切れるのを待ちきれず、線路をまたぐ歩道橋を、自転車かついで駆け上がったことがあります。

 …歩道橋を渡っている最中に、踏切がガーっと開くというのはお約束です…。

 さて、北参道入口で山手線の下をくぐれば、千駄ヶ谷駅まで信号のない並木道を走ってあっという間に神宮外苑到着!

 このあたりは、トイレが充実しているのもありがたいですね。北参道交差点のミニストップの中にも、都心のコンビニでは珍しく!?トイレがあります。


(自転車旅行編)
************************************************************************  ■ 房総半島へ行ってきます
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 この週末は、学習院大学生涯学習講座「楽しむための自転車学」のメンバーで、昨年に引き続き、房総半島へ行ってきます。浜金谷から房総半島南部を走ってきます。しかもこりずに今回も東京から自走していきます。

 昨年は集合前夜から夜通しぶっつづけで内房を走って、結局走りすぎで膝を痛めたので…前回の反省をふまえ、今回は、途中どこかで一泊して行くことにしましょう。三浦半島からフェリーで行くか、また内房をフルに走るか…は、甲州街道を走りながら考えることにしましょう。

≫ E

【第82号 甲州街道とツーキニスト】

(ルート編)
 ■ いよいよはじまり「ルート編」
 ■ 甲州街道(環八〜西新宿)を語る
 ■ データも提供します


(ルート編)
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 ■ いよいよはじまり「ルート編」
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 6月頭までは1日100キロ乗っていたのに、今月は何と1か月100キロしか乗っ
ていません。名実ともに「なんちゃってチャリダー」・・・。

 さて、なぜ昨年メッセンジャーになろうと思ったのかというと、都内の道路に
詳しくなるためでした。それまでは都内の地理は「JRの路線図」の形でしか覚え
ていませんでした。

 今回から始まる(ルート編)では、メッセンジャーのときに使っていた、走り
やすいルートや抜け道について、紹介していきます。(メッセンジャー編)の続
編ともいうべきパートになります。

 なお、あくまでメッセンジャーの視点なので、「速く移動する」「ストレスな
く移動する」というように「移動する」ことに重点をおいた紹介となります。

 だから、自転車雑誌やガイドブックのように、「うまい店」「名所見学」など
はあまり(ほとんど)出てきません。自転車でスムーズに移動する。そこに集中
していきたいと思います。

 さて、メッセンジャーだったときの同僚で、アメリカの某州でメッセンジャー
をやっていた男がいましたが、彼によると、かの地ではさまざまな市民団体、自
転車協会、NPOなどが、

「これぞまさしくオススメのルートだッ!」
「うちのコースこそがベストコースだッ!」
「この地図こそが決定版だッ!」

…と、好きずきにマップを公開しているのだとか。

 この(ルート編)でも、それに似たようなことをやっていくことにしましょう。

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 ■ 甲州街道(環八〜西新宿)を語る
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 では栄えある第1回は「甲州街道」・・・

「こらーっ、甲州街道みたいな幹線道路の、どこが走りやすいというのだッ!」
という怒りの声が聞こえてきそうです。

 たしかに、甲州街道は私もかつて(2003年ゴールデンウィーク)ツーリングで、
調布・八王子・相模湖・甲府・諏訪・松本、と走ったことがありますが(旅行記
についてはhttp://www.nanchatte-charider.com/touring/20030500.html)、路
肩なんてありませーん、クルマがびゅんびゅん流れていまーすという、最悪の道
路でした。

 そう思ってメッセンジャーになってからしばらくのあいだは、都心まで自転車
で通うときは甲州街道を使わず、京王線沿いの道や「赤堤通り」「淡島通り」な
どを使っていたのですが、しかしあるとき甲州街道の便利さに目覚めたのでした。

 たしかに、調布、府中まで来てしまうと最悪の道路です、甲州街道は。しかし
環八よりも内側に限っては、車線の数が増え、道路の幅が広く、また(皮肉なこ
とですが)路駐が左端の一車線に点在してるため、左端の車線が事実上の快速路
になっているのでした。

 文字だけではわかりにくいですね。とりあえず2枚の写真を紹介しましょう。

<環八の外側 〜烏山交差点付近〜>
http://tinyurl.com/rla5c

<環八の内側 〜上高井戸一丁目付近〜>
http://tinyurl.com/mb7t6

 走りやすさのちがいは一目瞭然。環八の内側の「路駐のおかげで快速路」は、
私は勝手に「路駐マジック」と呼んでいますが、黄色い矢印の部分にクルマはな
かなか入って来られず、オートバイやスクーターと自転車の独占状態なのです。

 実際、甲州街道の環八より内側の区間では、毎朝多くのツーキニストや出勤途
中のメッセンジャーを見ることができます。

 ただし、路駐をよけるときに、駐車車両の中に人が乗っていないかどうかは注
意が必要です(乗っていたらドアが突然開いたりクルマが発進するおそれがある
ので備えなければならない)。

 本当なら、この「路駐マジック」の区間から路駐を排除して、自転車専用レー
ンがあれば最高なんですけれどね。

 というわけで甲州街道のマップです。
http://tinyurl.com/qbeuq

(地図作成には、windyさんのGoogleMaps作成ソフト「轍」を使用)

●「轍」の公式サイト
 http://www1.kcn.ne.jp/~mkomai/cycle/wadachi/index.html

 地図の左端のコントローラを使って移動や拡大・縮小ができます。またはキー
ボードのPageUpで拡大、PageDownで縮小できます。地図上でダブルクリックする
と、ダブルクリックした点が中心になります。

 拡大するとわかりますが、甲州街道の北側と南側の2本のラインに分かれてい
ます。なぜかというと、甲州街道ほどの幅のある幹線道路では、道路の対岸にな
ってしまうと自転車にとってはもはや「ちがう道路」だからです。

 同じ幹線道路でも、上り下りで走りやすさがちがったり、反対方向に向かうか
らといって同じ道路の反対車線を使うとは限らないというのは、メッセンジャー
をやっていて気づいたことです。

 ・・・というところまでこだわって、今後もこの(ルート編)は続けていく予
定です。

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 ■ データも提供します
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 地図だけ提供するわけではありません。新しい試みとして、GPSの中に入れ
て使うためのデータや、GoogleEarthで閲覧するためのデータも提供しています。

 下記のページにアクセスして、それぞれ必要なデータをダウンロードしてご利
用ください。

■なんちゃってチャリダー通信【ルートアーカイブ】
http://www.nanchatte-charider.com/route_archive/index.html

≫ E

【第81号 パーツよりもポジション】

(自転車生活編)
 ■ バイシクルクラブ8月号を読もう
 ■ 正しいフォームで快速自転車に!
 ■ プロのリアディレイラー調整

≫ E

(自転車旅行編)
 ■ 愉快なホビーレーサーたち
 ■ 怒濤のラストスパート
 ■ 表彰式のヒーローたち

≫ E

【第79号 スーパー戦隊ヒーローとティアグラ】

(自転車生活編)
 ■ 期せずして上位モデル!?
 ■ さあ交換だ
 ■ 8速のパーツが手に入らない?
 ■ スーパー戦隊ヒーローの必殺武器
 ■ 今どきのヒーローたち

(自転車生活編)
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 ■ 期せずして上位モデル!?
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 先週注文した商品が届いているはずなので、神金自転車商会まで取りに行きま
した。新しく組み直してもらったホイールを引き取るので、自転車ではなく電車
で出かけます。ホイールのほかに、ダブルレバーと、リアディレイラーと、カセ
ットスプロケットを引き取らねば。

 特に私が使っていたホイールは、スポークの数が「36本組」という、スポーツ
サイクルでは最多を誇る頑丈なモノで、リムが割れるそのときまで、なんと一度
もフレることがありませんでした。

 店舗の建て替えのためプレハブの仮店舗で営業中の神金さんのドアをガラガラ
ガラと開けます。

 こんにちはー。注文してたモノはもう届いてますか?

 神金のオバチャンが応対。

「もう全部届いてるわよ」…おおっ。

「それでね…ホイールなんだけど、あなたのハブは(スポークが)36本組だけど
今はみーんな32本組のリムしかなくってねぇ。新しいヤツになっちゃったよ」

 え!じゃあ預けていったハブは使わなかったんですか??

「結局もっといいホイールができちゃったんですよ」とオヤジさん。

 神金のオヤジさんが新しいホイールを見せてくれます。ハブに「Deore」と書
いてあります。おお。私が預けたハブは、他に取り寄せたパーツと一緒に紙袋の
中に入っていました。

 では他のパーツも確認しましょうか。まず出てきたのはスプロケ。MTBの8
速用で、いちばんのローギアで30T。私が乗っているランドナーのフロントギア
のインナーは22Tだから…ギア比を1以下にまで落とせます。峠越えにはこれぐ
らい軽いギアも必要必要…と。

 そしてダブルレバー方式のシフトレバーとワイヤー。ワイヤーを引っ張る仕組
みが単純で分かりやすいのでお気に入りです。一人で旅行に出かけるチャリダー
には、STIレバーを使って「敵」にシフトチェンジのタイミングを悟られないよ
うにする必要などないのです。

 そして最後にリアディレイラー。たしか8速用のAlivioをお願いしていたんで
したっけ。袋からリアディレイラーを取り出してみると……おや?「Tiagra」と
書いてある。しかも、9speedって書いてある。

 あの、8速のAlivioをお願いしていたんですけど、ロード用で、しかもなんで
SORAとかよりも上位モデルのティアグラなんですか???

「最初から売ってる自転車にはもっと安いやつも付いているんだけど、単体では
取り寄せられなかったのよね」とオバチャン。

 でも、ティアグラってロード用ですよね?8速の、MTB用のワイドなスプロ
ケに対応してるんですか?

「これはフロントがトリプル用のやつだし、ロングケージだから大丈夫だよ」と
オヤジさん。

 でも、9speedって書いてありますけど?

「ちゃんと調整すれば、8速でも使えますよ」とオヤジさん。

 あ、そーなんですか。もう今は8速のパーツ自体が手に入らないということで
すか?

「7速とか8速とかだと、今じゃジュニア用とかになっちゃうのよ。あなたぐら
い走る人だったら、安いやつじゃとてももたないわよ。すぐボロボロになるよ」
とオバチャン。

 もうメッセンジャーは辞めたので、毎日100キロ、1か月で2000キロとか走っ
たりすることはないのですが…しかし「あなたぐらい走る人だったら」などと言
われれば仕方ないか?(むふふ)

「ディレイラーの微調整は、また持ってきてくれればやりますよ」とオヤジさん。

 でもとりあえずは自分でやってみよう。

 前回のBBとチェーンの交換の分と、今回取り寄せた分の会計をすませます。
一連の交換でかかった費用は、BB交換とホイール組みの工賃を入れて2万円台
前半。5年前にランドナーを買ったときからここまで乗った距離はたぶん2万700
0キロくらい。走った期間と距離を考えれば、安いものです。

 パーツの組み付けは、今度は自分でやってみることにしましょう。そのために
先日メンテナンスの本も買ったことだし。電車に乗ってさあ帰ろう。

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 ■ さあ交換だ
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 自分のアパートに戻り、ではさっそく交換をしましょうか。蚊取り線香を焚き
ながら、頭に汗止めのタオルを巻き、作業に没頭します。

 リアディレイラーをはずし、さようならAcera。キミはこの5年間、よくがん
ばりました。日本一酷使されたAceraかもしれないぞ?(メッセンジャーをやる
人で、Aceraのような廉価版のパーツを使う人はあまりいない)

 ダブルレバーのうち、リア側のレバーを外し、ワイヤーも引き抜きます。

 スプロケも外しましたが、いちばんよく使うギアの歯をじっくり見てみると、
その摩耗ぶりがよく分かります。ギアの歯は実は元は台形なのですが、自分の好
きなギア比で使う歯を見ると、摩耗して鋭い三角形になっています。

 新しいスプロケにグリスを塗り、組み付けます。そしてリアディレイラーも、
プーリーにグリスを塗ってから、ディレイラーハンガーに取り付けます。

 ワイヤーを張る前に、ここでディレイラーの調整。チェーンのない状態でトッ
プ調整とロー調整のネジを回してディレイラーの可動範囲を設定…と。ネジのわ
ずかな回転で、ピッタリ合うかどうかが決まるわけですね…。元々は9速用のデ
ィレイラーが、ちゃんと8速のギアの間で、等間隔で動くのだろうか…。

 そしてシフトレバーも交換し、新しいワイヤーを通し、リアディレイラーに固
定し、チェーンも付け直して…と。

 パチン、パチン、パチンとシフトレバーを動かし、リアディレイラーの後ろか
ら見て、正しい位置にディレイラーが動いているかどうかを確認します。…うー
む、トップとローの位置決めはちゃんとやったのに、トップとロー以外だと、デ
ィレイラーの位置が、微妙にズレている気がするが…。

 ワイヤーがまだなじんでいないから?9速用のディレイラーを8速のスプロケ
と組み合わせているから?また神金さんのところに行くようだな?

 しかしまあ、自転車が動作する状態になったので、試し乗りをば…

 あ!ホイールを買ったのはいいけれど、肝心のタイヤを買っていなかった!

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 ■ 8速のパーツが手に入らない?
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 今回の交換の結果、

・7&8速兼用のシフトレバー
・8速のスプロケ
・8&9速兼用のリアディレイラー

という組み合わせになりました。世の中では多段化の流れが進んでいるようで、
趣味で乗る自転車でも9速、10速のパーツが当たり前になりつつあります。ギア
比の段差が、どんどん細かくなっていきます。8速でパーツをそろえるのが難し
くなってきているというのが、今回よくわかりました。

 趣味で乗る程度なら、別に9速も10速もいらないだろうに…と思うのですが、
世の中の流れはそういう方向のようです。ギアが細かくなればなるほど、ギアの
調整もごまかしが効かず、とてもキビしいものになると思うのですが。

 常に最適のギア比に調整して、エネルギーのロスを抑えなければならないプロ
の選手ならともかく、趣味で乗るぐらいの人がティアグラがどーだ、9速がどー
した10速はどーだのって、うるさいうるさい。

 パーツの話はあまり出てこないこのメルマガですが、今号は書いていてとても
ハズカCかったりします。

 だって、自転車って「乗り物」でしょう?乗ってナンボのもんでしょう?

 私がこれまで出かけた旅行の中で、いちばん思い入れのある旅行は2001年春、
就職前の東京〜鹿児島旅行で、乗っていた自転車は4万円台の廉価版MTB。
パーツは当時7速のAcera。
http://www.nanchatte-charider.com/touring/20010300.html

 次に思い入れのある旅行は1996年夏、初めての泊まりがけの房総半島旅行で、
乗っていた自転車はなんとギアの付いていないママチャリ。パーツ不明。
http://www.nanchatte-charider.com/touring/19960830.html

 自転車に「乗る」楽しみはパーツのグレードなどに依存しないというのが私の
考えで、きっとパーツを換えるときにウキウキするのは、自転車の楽しみとはま
ったく別モノの、消費するときの楽しさ、物欲を満たす楽しさなんだろうなぁと
思います。

 …書いていてハズカC今号のメルマガですが、Deoreだティアグラだという銘
柄を見たときは、たしかにワクワクしました、ハイ。

 それにしても、9速や10速など不要、8速で十分などといっても、この先パー
ツが手に入らなくなるおそれがあるというのは困ったことです。

 神金のオヤジさんいわく「私たちも最初10速のパーツが出たときは、こんなの
いらないだろとか、散々に言ってたんですよ」

 …でも、8速とか、古いパーツが手に入らなくなると、いざというとき困りそ
うですよね?

 「そう、結局そこなんですよ」とオヤジさん。先を見越せば、9速対応のティ
アグラを使うのもこれはこれでいいかもしれません。

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 ■ スーパー戦隊ヒーローの必殺武器
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 「秘密戦隊ゴレンジャー」に始まるいわゆる「スーパー戦隊ヒーロー」シリー
ズ。私も子供のときは毎週のテレビ放送を楽しみにしていました。そして今でも
戦隊モノが続いているというのがオドロキです…。

 ちなみに1977年生まれの私が毎回見ていたのは「太陽戦隊サンバルカン」「大
戦隊ゴーグルファイブ」「科学戦隊ダイナマン」「超電子バイオマン」あたりで
した。当時住んでいた町の商店街にアトラクションで「ゴーグルファイブ」がや
って来たときは、母に連れられ見に行ったものです。

 初期の戦隊モノは「悪の軍団」との戦いは、ほとんど格闘戦だったと思います
が、年代が下るにつれ、大型変身ロボのだけでなく、ヒーローたちが使う武器も
「メカ」が増えていきました。

 特に顕著な変化が巨大ロボに乗り込む前のヒーローたちの使う必殺技。ボール
型の爆弾を敵モンスターに打ち込んだり(サンバルカン)、ヤリを投げつけたり
(ゴーグルファイブ)、火の玉になって体当たりしたり(ダイナマン)。

 しかしその後はヒーローたちがそれぞれ持っているビーム砲をカチャッ、カチ
ャッと合体させて一つの大きなビーム砲にして発射する武器が定番になっていっ
たと記憶しています。その破壊力にはとても説得力があり、映像効果もどんどん
ハデなものに。

 スポンサー、CM、オモチャ、商品化…といった「オトナの事情」を知るのは
自分が大人になってからのことですが…。

 ボールを打ち込んだり、ヤリを投げつけたり、体当たりしたり…はそれぞれ工
夫をこらされていますが、合体させてビーム砲、毎年ヒーローの交代に合わせて
見た目は多少変わるけれど、ビーム砲はビーム砲。

 最新のオモチャはビーム砲です。ビーム砲のアップグレードです、モデルチェ
ンジです。さあビーム砲はいかがですか、今、時代はまさにビーム砲です、買う
ならビーム砲しかありませんよ…

 という話を、リアディレイラーの多段化で思い出しました。

 嵐山長官、なぜボールやヤリや体当たりではダメなんですか?

************************************************************************
 ■ 今どきのヒーローたち
************************************************************************

 ところで、最近の戦隊シリーズは夕方ではなく朝に放映しているようですが、
ある日曜日の朝、起きて何となくテレビをつけて久々に戦隊モノを見て驚きまし
た。

 必殺武器のオモチャのCMに、戦隊メンバーとして劇中登場しているヒーロー
自身が出演してオモチャを宣伝しているのです。劇の中から飛び出してヒーロー
(しかもリーダー格のレッド)にそういう任務をさせるのは…

 …いくら何でも反則ではないか??

≫ E

【第78号 ひさしぶりの自転車生活】

(自転車生活編)
 ■ 久しぶりの遠出
 ■ 自転車の不具合続出…
 ■ メカはあとまわし!?

(ルート編・プロローグ)
 ■ 身を削って集めた

(自転車生活編)
************************************************************************  ■ 久しぶりの遠出
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 学習院大学生涯学習講座「楽しむための自転車学」のOB&現役受講生の方々と、三浦半島を走ってきました。おお、久々の遠出だ。

 自分の家(世田谷区・千歳烏山)から集合場所である横須賀駅まで自走を試みましたが、なんと、世田谷区内の「砧(きぬた)公園」近くで道をまちがえ、集合時間に間に合わなくなりました。あわてて近くの駅まで走り、自転車を解体し、輪行するはめに…

 遅刻しながらも集合場所にたどりつき、レッツゴーです。

 まずは日露戦争で活躍した「戦艦三笠」の見学から。「大和のロケセット」のようなハリボテではない、ホンモノの戦艦です。しかし修復と保存の気運が高まったのは、戦後になってからなのだとか。

 戦艦見学の後、昼食を取り、三浦半島を南下。快適な平坦路で、参加者6名が時速25キロ以上でかっ飛ばしていましたが、海沿いに出た途端、強烈な向かい風がっ……!!ぬおおおっ、ぬおっ、ぬおっ、とガマンの行軍です。

 折しも梅雨前線が南の海上に停滞中で、まるで台風上陸前のような烈風。

 途中いくつかの峠越えがあり、さらにスピードが落ち…ひぃひぃ、ふぅふぅ、メッセンジャーを辞めて1か月。体力って落ちるのだけは早いよなぁ…。

 目的地の城ヶ島に上陸し、烈風の中、なぜか大勢棲みついているネコたちに出迎えられました。

 …ちなみに私、犬猫がニガテだったりします。ツーリングで田舎を走っていると、はるか彼方につながれていない犬(や野犬)が見えたりしますが、つながれていない犬の姿を見たとたんに、大きく迂回します。

 4歳のときに犬に背中に(といっても服だけですが)かみつかれ、後ろに引っ張られたことがあり、それ以来犬は超ニガテなのです。ネコはつながれていなくてもこっちに向かってこないからいいんですけれどね…。

 京浜急行三崎口駅で解散し、今回幹事を務めてくださった「ねこじまん」さん(自走)を除く計5名が輪行です。普通列車に5人の輪行者…存在感がものすごいです。解体せずに自転車ごと列車に乗れれば最高なんだけれどなぁ。

 つらい行軍ではありましたが、しかし「身体の中にたまった悪いモノ」が外に出ていくような一日でした。やっぱり自転車だよな!

<他の参加者の方による当日の記録>

ねこじまんさん(幹事)
・http://necojiman.cocolog-nifty.com/personallog/2006/07/post_900e.html
きーさん
・http://yanekagi.blog36.fc2.com/blog-date-20060702.html


(自転車生活編)
************************************************************************  ■ 自転車の不具合
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 この1年でメッセンジャーの仕事と自分のツーリング合わせて2万キロ以上走ってしまい、しかもメッセンジャーになる前にすでに自分のツーリングで何千キロも走っているわけで、さすがに自転車のパーツのあちこちに不具合が出てきました。

1)チェーンが伸びきっている(前回の交換は昨年9月)
2)ボトムブラケット(BB)からキシキシ悲鳴のような音がする
3)シフトレバーのインデックスのカチカチが摩耗でなくなってしまった
4)スプロケ(後ろのギアの歯)が摩耗している
5)前輪のリムが摩耗で割れ、廉価版マウンテンバイクのホイールに換装中
6)チェーンを換えたけれど、変速の具合がおかしい

 満身創痍のわがランドナー。フレームが頑丈なのがツーリング車のいいところですが、パーツはどうしたって消耗するのです。では対処法は…

1)チェーンを交換
2)BBのカートリッジの交換
3)シフトレバー(ダブルレバー方式)の注文
4)スプロケを注文
5)ハブ(車軸)だけ活かし、ホイールの組み替え
6)リアディレイラーの注文

 というわけで行きつけの老舗の自転車屋「神金自転車商会」へ持ち込みです。同時にあちこちガタが来ているのだったら、一部分だけ換えるのではなく、同時に全部交換するのがスジなのだとか。

 1)はチェーンの交換でOKです。そんなにむずかしい作業ではないので、工具(チェーン切り)を借りて自分でやりました。でも自分でやるのは実は初めてだったりします。

 2)のBBの不具合はちょっとむずかしいです。クランクは自分で外せるのですが、BBを(というか、その外側を覆っている左右のフタを)外すには、スパナでは力が足りません。

 BBを外す工具を作業台の万力に固定し、車体を横に倒して工具にBBをはめ込み、神金自転車商会のオヤジさん、常連さん、私の3人がかりで車体を持って水平に回転させ、ようやくフタを外せました。中に入っているBBのカートリッジごと交換です。

 3)のシフトレバーは…私の使っているのはハンドルやブレーキではなく、ダウンチューブの左右にシフトレバーがついている「ダブルレバー」というタイプで稀少品のため、取り寄せ中です。これは自分でも取り付けられそう。

 4)については、ギアとチェーンについてはふだんからディグリーザで油を落とし、「チェーンルブ」「グリースメイト」といった専用の潤滑油で手入れをしていましたが、それでも摩耗するモノは摩耗します。摩耗したスプロケ(8速)を注文しました。これも自分で取り付けられるよな。

 5)も放ってはおけません。ランドナーに元々ついていたアラヤ製の前輪のリムが5月に割れてしまったため、しばらくもう1台持っている廉価版マウンテンバイクのホイールを外して使っていました。しかしそれだといつまでもマウンテンバイクに乗れないので、ホイールを注文しました。ハブだけは流用できるので神金さんに託して、組み直してもらうことに。さすがにホイールを自分で組むのはちとムリかと…。プロにまかせましょう。

 6)…ついにディレイラーを換えるときが来たか。今使っているのはシマノのAceraという下位モデルですが、じゃあもうちょっといいのにしてみますか。

 ところがシフトレバー、スプロケとセットでリア8速に対応していて、なおかつランドナーのワイドなギア比に対応しているリアディレイラーはマウンテンバイク用のものだけなのだそうです。

 すると使えるのは…なんと、Aceraの上位モデルとしてはAlivioしかないのだとか。SORA、105…などのロード系のものは使えず、マウンテンバイクでもDeoreなんかも関係なし、と。

 はぁ、そうですか、じゃあAlivioでいいです。お値段も安いし。

 …などなど、メカには弱い、走ってナンボの「なんちゃってチャリダー」も、だんだんとメカのことをちゃんと覚えるべき時期に来ているように思います。自転車という乗り物自体が、もともとDo it yourself…な乗り物ですから…。


************************************************************************ ■ メカはあとまわし!?
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 でもまあ、とりあえずパンク修理と注油さえ自分でやれれば、とりあえず自転車を楽しめるわけで、コマカイ勉強は後でいいじゃないか…と私は思います。

 たとえば私は中学・高校の頃に部活で軟式テニスをやっていましたが、テニスを「楽しめる」レベルまで引き上げるには、正しいフォームでの素振りだの、単発で打ち出してもらって単発で打ち返すだの、ラリーやゲームをする以前にやらなければならないことがたくさんあります。砂を噛むような練習です。

 一方、自転車はスポーツ…というわりには敷居が低く、「とりあえず」「ムリのない範囲で」いきなり乗って楽しむことができるので、徐々に、必要に応じて、興味に応じていろいろ覚えておけばいいんです。徐々にね…。

 「自転車エンジョイ度」は「●●のメカに詳しくなる」とか「1日に●●キロ以上走れるようになる」などといった検定めいたものではなく、「どれだけ自分なりの自転車日記が書けるか」「どれだけ自分なりの自転車旅行記が書けるか」、いや、別に本当に書かなくてもいいから、そのような思いができるかにかかっていると思うのです。


(ルート編・プロローグ)
************************************************************************  ■ 身を削って集めた
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 そもそもなぜ昨年メッセンジャーをやろうと思ったのかというと、1999年に例の映画を見て以来一度はやってみたかったというのもありますが、いちばんの目的は都内の道路を探索することでした。

 そのわりには配達の仕事そのものにのめり込んでいましたが、それこそ「身を削って」集めた探索の結果を、少しずつ形にしていきたいと思います。

 同じような活動をしている個人・市民団体は多いとは思いますが、またちがった視点で、ということで、ご期待ください。

≫ E

(メッセンジャー編・その後)
 ■ 気鬱な満員電車
 ■ 自転車通勤を阻むもの
 ■ 日がなPCの前で

(GPS・GIS編)
 ■ランニング雑誌「Running Style」に掲載されました

≫ E

【第76号 さらばメッセンジャー!!】

(メッセンジャー編)
 ■ メッセンジャーの「売上」と「報酬」
 ■ 6月2日金曜日
 ■ 辞めるに際して怒濤の卒業論文
 ■ メッセンジャー総走行距離

(メッセンジャー編)
************************************************************************  ■ メッセンジャーの「売上」と「報酬」
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 これまで(メッセンジャー編)では、走行距離といっしょにメッセンジャーの「売上」を書いてきました。
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5/18 119キロ 23000円
5/19 105キロ 20000円
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などというように。しかし、これはメッセンジャーの「報酬」ではありません。

「報酬」=「売上」×「歩合の料率(50%台)」

 という数式で算出され(つまりおよそ1万円台前半)、「報酬」から自分で自分にかけている生命保険(労災がないので)や携帯電話代(自分の携帯を使うので)や電車通勤の人は電車代(通勤費は出ないので)そして自転車関連の消耗品などを負担するという仕組みになっています。

 毎号のように、
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 ※下記の金額は一日の運賃の合計の概算であり、私の報酬はこのうちの「半分より少し多いくらい」となります。
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と書いてきましたが、最近このメルマガを読んでいる知人から「1日2万円とかって稼いでいるね」「お金貯まったでしょう?」などと言われ、愕然としました。稼いでいません。お金貯まっていません。というか、1日2万円だの2万5千円だのもらえるのなら、ずーっと続けます!?

 それはそれとして、とうとうメッセンジャーを辞めました。今回は(メッセンジャー編)怒濤の最終回です。

************************************************************************  ■ 6月2日金曜日
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 駐車違反取締りの民間委託が6月1日に始まり、あちこちで民間業者が端末をピコピコやりながら取り締まっている様子が見られました。事前のアナウンス効果のためか、それともさっそく取締りが効いているのか、仕事で走っていて体感できるほど、駐車車両が少なく、走りやすかったです。もっと早くにこの恩恵を受けたかったな・・・。

 そしてとうとうこのときがやってきました。
 18時35分、六本木通り沿いの高樹町で荷物を引き取りました。届け先は弁天町です。時間的にこの荷物がメッセンジャー生活最後の配達になるはずです。

 今回の届け先にはもう何度も行きました。地図を見るまでもありません。ルートは・・・外苑東通りをまっすぐ北上するだけです。

 やってやるぜ!アップダウンも少なく、力を出し切るにはちょうどいいコースです。

 六本木通りを西麻布まで下り、左折して北上スタート!青山霊園南側の分岐を東に入り、外苑東通りに合流して疾走します。いつもよりうんと力を込め、巡航速度もいつもより5キロアップです。

 アオイチ(青山一丁目交差点)、ヨツサン(四谷三丁目交差点)を越え、合羽橋を越え、市谷柳町を越え、どんどん北上していきます。

 とーーーう!クルクルクルクルクル、シュゴォォォォォォ・・・

 外苑東通りは途中で一部の区間が細くなりますが、そこもスムーズにすり抜けでクリアできました。もうあと少しです。

 そして18時57分、届け先に到着し、受領員をもらって荷物を引き渡し、配達を完了しました。これが本当に最後の配達になりました。

 無線の最後の交信。

 ピピッ、ガー

「この会社に移籍してきて9か月。今日でメッセンジャーを辞めます。ありがとうございました!」

 ザーーーッ・・・・

 あーあ、本当に終わってしまったなんだなァ・・・たぶんこんなに自転車に乗ることは、これからの自分の人生の中では二度とないことでしょう。思えば意義深い13か月間のメッセンジャー生活・・・。

************************************************************************  ■ 辞めるに際して怒濤の卒業論文
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 私は2005年5月にメッセンジャーとしてデビューしましたが、同じ頃に同じ会社でデビューした同期約10名のうち、今でも走っているのはホンの3名ほどにすぎません。つまり、メッセンジャーの一年間生存率は、私の周りに限ればたったの30%にすぎないということになります。まことに現実はキビシイものです。

 仕事のしんどさやリスクに報酬が全然釣り合っていないし、メッセンジャーとしての専門技能がその後直接何かの役に立つわけではありません。現場で走っているだけなら一生、未来永劫、30歳になっても40歳になっても、年収100万円台〜200万円台(あるいはかろうじて300万を超えられるかどうか)のままです。

 配達中に一般の方から「それってもうかる仕事なの?(家族を養えるような仕事なの?の意だと思います)」「若いからできるんでしょう?」と何度も言われたことがあります。返す言葉もありません。

 続々と新人が入ってくるけれど、長くは続かず続々と人が辞めていく。本当に「使い捨て」と言わざるをえない状況が広がっており、これはメッセンジャーになって私が最も失望したことでした。一年間生存率が30%の業界(や会社)って、いい仕事だといえるのだろうか?

 いや、「いい仕事」であることにはちがいありません。しかし残念ながらもはや東京では「値下げ競争→待遇の悪化」という地獄のスパイラルに陥ってしまっているように思います。バイク便やタクシーやトラックがそうであるように、メッセンジャー業界も運送業界がたどるイバラの道を歩もうとしているのではないでしょうか。東京では。

 といいながらも、やっぱり自転車に乗る仕事なだけあって、走っているあいだは実に気持ちよく充実感いっぱいで走れるから不思議です。これはもう自転車が特別な乗り物だからとか、自転車に乗っていると気質がサムライになるからとか言うほかはなく、客観的にはひどい状況でも、自分の主観ではまことに幸福な一年間でした。

 やってよかったと思えるけれど、しかし他人にはすすめられない・・・これが一年ちょっと走って得られた感想です。

 メッセンジャーの仕事の「いいところ」って?

●仕事で全力を尽くすことの痛快さややりがいを肌で感じられる
●仕事をするうえでジメジメしたストレスがまるでなく、爽快感でいっぱい
●配送中にたとえヤなことがあっても、一日終わればきれいさっぱり
●「仕事に対する報酬」という関係がよくわかり、気持ちよく稼げる(カネを右から左に転がすだけの商売とはわけがちがう)
●一日一日が達成感の連続、したがって年中達成感が連続する毎日を送れる
●自転車に乗っている自分こそがヒーロー、主人公という意識になれる
●自転車に乗って報酬を得られるという自転車好きにはたまらない環境がある
●働けば腹が減り、夜は眠くなるという人間の身体によく合った健康な毎日を送れる

 メッセンジャーを志望する人に、本当だったら先に面接などで確認しておくべきこと(全部「はい」と答えないと不合格、とか)。

●凡人の場合、報酬はフリーターとあんまり変わりないけどいい?
●夜7時までとかいっても、7時までに入った注文は最後まで届けてもらうけどいい?
●その最後の配達が終わって、本部に戻って、売上を計算している時間については給料出ないけどいい?
●つまり「拘束時間」に対する実質時給は表面上の時給より1割ほど安くなるけどいい?
●指導者やエースではない場合、永遠に年収100万円台〜200万円台だけどいい?
●特にまったくの未経験者だと、週5でも月収15万円ぐらいだけどいい?
●仕事をするのに何かとカネがかかるけどいい?
●携帯電話代は自己負担だけどいい?
●電車通勤でも交通費はまったく(あるいは一部しか)出ないけどいい?
●自転車関係の消耗品はすべて自己負担だけどいい?
●仕事の備品(地図やバッグ、雨具など)は全部自分で買ってもらうけどいい?
●釣り銭(1万円以上)も自分で用意してもらうけどいい?
●請負契約だから社会保険がなくて、事故っても労災ないけどいい?
●請負契約だからボーナスも有給休暇もないけどいい?
●雇用契約でもやっぱりフリーター以上派遣社員以下の給料だけどいい?
●雇用契約でも労働基準法通りの有給休暇なんてあげないけどいい?
●自転車に乗るイメージが強いと思うけれど、オフィスに出向くわけだから接客はシンプルながらもちゃんとできないとダメなんだけど、いい?
●指導者にならないかぎり、身につく具体的な技能は、初歩的な接客スキルと、初歩的な伝票記入のスキルと、自転車による運送能力や地理感覚という専門スキルなんだけど、それだけでいい?
●それ以外の勉強は自分でしてもらうほかないんだけどいい?
●会社は走っているあいだのキミには何の保障も与えないけどいい?
●バイトや請負契約は「就職」じゃないんだから会社に期待や不満を勝手に抱かれても困るんだけどいい?
●キミが辞めても会社はその後のキミの人生なんて知らないけどいい?
●雨の日も走る仕事だけどいい?
●雷が鳴っていても走る仕事だけどいい?
●梅雨のときも走る仕事だけどいい?
●台風のときも走る仕事だけどいい?
●夏の酷暑の中も走る仕事だけどいい?
●冬の極寒の中も走る仕事だけどいい?
●冬の雨は冷たいけどいい?

 メッセンジャーをめぐるこれらの客観的なしんどい状況を気にしなければ、メッセンジャーはいいことづくめの仕事になります。すべてを呑み込んで、やがてエースや指導者となり、一生の仕事として続けられるなら、それは素晴らしいことだと思います。

 飛び込んでみるのかみないのか。1日で逃げるのか(そういう人も実際にいます…雨がツラかったらしい)、1週間で逃げ出すのか、1か月で辞めるのか、1年で辞めるのか、一生の仕事として取り組むのか・・・さあ、どうする!?

→もっと「怒濤」の、メッセンジャー卒論の本編はこちらをどうぞ
http://charilog.blog21.fc2.com/blog-entry-837.html#more

 いろいろありましたが、この一年間のことは一生忘れないことでしょう。自転車どっぷりの一年に、乾杯☆

 そしてさらばだ、メッセンジャー!

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5/29 89キロ 売上21000円(私の取り分は約半分)
6/1 97キロ 売上19000円(同上)
6/2 98キロ 売上23000円(同上)

最終週の走行距離:284キロ
積算走行距離:19782キロ(終了)